コラム COLUMN
お口のケアで認知症を予防できるって本当?
こんにちは。
御幸町通御池・京都市役所前駅の「よしかわ歯科医院」です。
このタイトルを見て、「お口のケアで認知症を予防できるの?」と思われたかもしれませんね。
まだ解明されていないことが多い認知症ですが、実は、近年の様々な研究や調査で、歯と認知症の関係について報告されています。
できればなりたくない認知症が、お口のケアで予防できるなら、うれしいと思いませんか?
最新の発表によると、日本は全人口の28.7%が65歳以上の高齢者という、超高齢化社会。
認知症を患う方は、2020年では65歳以上の16.7%、6人に1人の割合だったそうです。
また、その割合は今後さらに増えるといわれており、5年後の2025年には20%、5人に1人が認知症になるとも……。
65歳以上の男女4000人を対象に行った調査では、歯が20本以上残っている人に比べて、歯がほとんどない人の認知症になるリスクは 1.9倍になったそうです。
歯を失う原因の多くは、むし歯や歯周病。
とくに、歯周病は50歳代以上の約80%がかかっているといわれています。
歯周病は気づかないまま進行していくため、気づいた時には歯を抜かなければならないほど悪化することもありますから、気を付けたいですね。
また、しっかり嚙めないと脳が活性化されず、認知機能が低下するともいわれています。
「歯を失ったら仕方がない」とそのままにしないで、入れ歯などで歯を補ってあげましょう。
認知症を防ぐ、そのためにも、歯を失わないよう、むし歯や歯周病にならないことが大切です。
毎日の歯ブラシを使った歯磨きに加えて、歯間ブラシやデンタルフロスなどを使い、歯垢をしっかり落としましょう。
それでも、歯ブラシの毛先がとどかない場所についた歯垢を、完全に落とすのは難しいものです。
蓄積した汚れは、歯科医院での定期的なメンテナンスにお任せください。
よしかわ歯科医院は、患者さまのお口の健康をお守りします。どうぞ、お気軽にご相談ください。
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