コラム COLUMN
ホワイトニング後、食事はガマンって本当ですか?
こんにちは。
御幸町通御池・京都市役所前駅の「よしかわ歯科医院」です。
「ホワイトニングの後、何も食べてはいけないの?」
「ホワイトニング後、どのくらい経てば食べても大丈夫?」
専用の薬剤を使って歯に白さを取り戻すホワイトニング。
ホワイトニング直後はその効果を高めるため飲食できるものに制限があります。
そこで今回はホワイトニング後の食事で気を付けてほしいポイントを紹介します。
気をつけて! ホワイトニング直後の歯は再着色しやすい
通常、歯の表面は「ペリクル」と呼ばれるたんぱく質の膜で覆われています。
ホワイトニングはこのペリクルの膜を破壊し、エナメル質に薬剤を直接作用させて歯を白くします。
つまり、ホワイトニング直後の歯の表面はペリクルがはがれて無防備な状態。
そのため、着色しやすくなっているので、飲食の際は着色しやすいものは避ける必要があります。
ホワイトニング後、どれくらい経ったら飲食できる?
歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」は24時間、ご自宅で行う「ホームホワイトニング」は3~4時間はなるべく飲食は控えましょう。
また、飲食後はすぐに歯を磨くことがおすすめ。それが難しい場合はお口に水を含んでゆすぐだけでも違いますよ。
ホワイトニング後、食べないほうがよいもの4選
ここではホワイトニング後、特に口にしないほうがよいものを4つ紹介します。
●色の濃いメニュー、食材
カレー、ソース、ケチャップ(トマトソース)、味噌、しょうゆなど色の濃い調味料を使ったメニューには注意が必要。
また、チョコレートや緑黄色野菜といった食材自体の色が濃いものも控えましょう。
●色の濃い飲み物
お茶、コーヒー、ココア、赤ワインなど色の濃い飲み物はご存知の方も多いでしょう。
また、スポーツドリンクや炭酸飲料には着色を助ける成分が含まれる場合があるので注意が必要です。
●豆腐や豆乳などイソフラボンを含む食材
大豆製品に含まれるイソフラボンは、歯の着色汚れの原因となるポリフェノールの一種です。
●酸性の食材
ペリクルがはがれた状態の歯の表面は、酸性度の高いものや刺激の強いものに弱くなっています。
レモン、お酢、ヨーグルト、ワサビ、からし、マスタード、香辛料などはできるだけ控えましょう。
ホワイトニング後でも食べてよいものは?
ホワイトニング後の食事はできるだけ色素の薄いものを選ぶことがポイントです。
●ホワイトニング後でも食べてよいもの
・水(炭酸水は除く)
・白色の食材(大根、里いも、じゃがいもなど)
・ヨーグルトを除く乳製品(牛乳、チーズ)
・色の薄い魚介類(白身魚、貝柱、えび、しらすなど)
・鶏肉
・ナッツ類
・ホワイトソース
まとめ
ホワイトニング直後は歯が無防備な状態で再着色しやすい状態です。
ホワイトニングの効果をキープするために、できれば口にするのは避けてほしい食材などを紹介しましたが、食事後すぐに歯を磨く・口をゆすぐなどすればあまり神経質になる必要はありません。
ホワイトニングについてわからないことなどがあれば当院までご相談ください。
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