コラム COLUMN
むし歯になりやすい場所を知ってますか?効果的な歯磨きのコツ
こんにちは。
御幸町通御池・京都市役所前駅の「よしかわ歯科医院」です。
毎日ちゃんと歯磨きをしているのに、むし歯ができてしまう……そんなお悩みがあるとしたら、もしかすると、むし歯になりやすい場所を磨けていないのかもしれません。
お口の中には、むし歯になりやすい場所があるのです。そこを知って、もっと効果的に歯磨きをしませんか?
むし歯になりやすい場所は基本的に、歯ブラシが届きにくく歯垢が残ってしまう部分です。
歯垢は、歯の表面についている細菌のかたまりです。見た目では確認しにくいですが、舌で触るとザラザラとした感触があります。
歯垢は細菌が繁殖する温床になるので、しっかり取り除かなくてはいけません。以下の場所を、汚れを掻き出すイメージで磨きましょう。
● 歯と歯の間
歯と歯の間は、食べ物のカスがつまりやすく、歯ブラシの毛先が届きにくいところです。
● 歯の根元
歯の根元は、歯と歯ぐきの境目で段差があり、歯垢がたまりやすい部分です。加齢とともに歯ぐきが下がり、歯の根元部分が露出し、歯垢が蓄積しやすくなります。
● 詰め物と歯の間
詰め物をした歯で食べ物を噛むと、詰め物がすり減ったり、剥がれたりして、その部分に歯垢がたまりやすくなります。
普段の生活でむし歯予防に大切なのは、やはり「歯磨き」です。ここでは、むし歯になりやすい場所の効果的な歯磨きのやり方を紹介します。
● 歯と歯の間
歯ブラシを小刻みに動かしながら磨きます。歯ブラシの毛先が歯と歯の間にとどまるように意識して磨きましょう。
デンタルフロスや歯間ブラシを一緒に使うことで約80%汚れを取ることができるので、積極的に使うと良いでしょう。
● 歯の根元
歯磨きの際には、歯と歯ぐきの境目に歯ブラシをあてて、歯ブラシを回転させながら、かき出すように磨きましょう。
さらに、歯の根元に歯ブラシを当てたまま、軽く力を入れて前後に動かします。歯ブラシの毛先が歯と歯ぐきの間に入り込むようなイメージで磨くと良いでしょう。
● 詰め物と歯の間
詰め物と歯の間は段差ができやすく、歯垢がたまりやすい部分です。歯ブラシを歯に当てて、軽く力を入れながら小刻みに動かして磨いていきます。横方向だけでなく、縦方向にも動かして歯を磨きましょう。
残念ながら、歯ブラシを使った歯磨きだけでは完璧とは言えません。歯ブラシだけでは取りきることのできない歯垢には、オーラルケアグッズを使うと、より効果的なむし歯予防が期待できます。
オーラルケアグッズには、
・デンタルフロス
・歯間ブラシ
などがあります。
デンタルフロスの使い方
1.鏡で確認しながら、歯と歯の間にデンタルフロスの糸の部分を当てます。
2.ゆっくりと小さくノコギリを引くようにしながら、歯と歯の間に糸を入れます。
3.歯と歯の中まで入ったら、糸を上下に動かして前と奥の歯の両方の面の歯垢を取り除きます。
4.ゆっくりと小さく動かしながら、糸を取り出します。
デンタルフロスを使うときは、ゆっくり小さく動かすのがポイントです。
毎日の歯磨きを頑張っていても、本当に汚れが取れているのか、むし歯予防ができているのか不安になりますよね。
むし歯予防には、健康な方なら半年に1回程度、歯周病などの不安がある場合は1~2カ月に1回、歯科医院で定期的に歯の状態をチェックするのがおすすめです。
定期的に歯を診てもらうことで歯の健康状態が分かりますし、むし歯予防に効果的な歯磨きのやり方なども指導してもらえます。
また、歯科専用の機器を使った歯のクリーニングも受けられるので、普段の歯磨きでは取り切れない汚れをしっかり取り除けます。
よしかわ歯科医院では、患者さまがいつまでも健康な歯を保つためのサポートをしています。お口のことで気になることがあるときは、お気軽にご相談ください。
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